設計処 草庵 設計処草庵は、気候風土に根差した日本建築を現代の生活様式にアレンジした建築デザイン設計を行っている一級建築士事務所です。 93年以降自然健康住宅の先駆的草分けとして講演活動等も行っております。 代表の建築家・中原賢二は、特定非営利活動法人「社の極」の理事長であり、伝統的な素材や技術・文化・芸術への造詣も深く、地相・家相・風水に精通しており、ご要望があれば古式に則った地鎮祭や上棟祭を行うことも出来ます。
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一級建築士事務所
有限会社
設計処草庵
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優柔不断は柔らか頭

自然に生きる

ゆとり
古であり新しい
バリア・フリー・ズ?
文言にまどう
         

成長させる  

      

 私達のまわりに存在する人や物は日々変化を遂げています。 変化の中には成長と退化があり、成長が止まった時点で絶頂期を迎え、その後退化していきます。 その時期を少しでも遅らせ成長を続けるため、私達は様々な方法で努力をしていくのです。
 三十歳で折り返す人もいれば、七十歳でなお成長をしている人がいるのは、本人の気持ちのあり方と行動次第なのです。 しかし、自ら成長していく事の難しい子供(最近は大人にも多いようだが)や物に関しては、誰かが成長させていく必要があります。
 ただし、むやみやたらに手を掛けると過保護になり、水をやりすぎた植物のように人も物もだめになってしまいます。 うまく成長させる為には、時期と方法を考えて手を掛けなくてはなりません。
 それは建物にも同じことが言えます。 
時期を見てうまく手に入れていけば、味のある侘び・寂び(わび・さび)の効いた建物へと変化していきますが、放置していると朽ちていきます。

 最近、雑誌やテレビでは空前のリフォームブームですが、なにがなんでもリフォームでいうのは如何なものかと思います。 いつもの如く、マスコミの右へならえ的発想が火付になったのでしょうが、戦後経済復興のため新建材で建てられた住宅の中には寿命と考えた方が良さそうな物件もある様です。 たしかにリフォーム直後は使い易く美しいかもしれませんが、新建材の上に新建材で改装を繰り返すことが、将来味のある住宅に変化するとは思えません。

 自ら変化していく現象、特に自然現象などは人間の手出し出来ない領域であり、だからこそ自然素材を使い共生住宅にすることが大切であると、歴史は物語っているのです。
 
新建材の建物は出来た時が絶頂期ですが、片や自然素材の建物はそこから成長していくのだという事を理解して下さい。

 子供も住宅も、愛情を持って過保護にならない程度に手を掛けて成長させる事が、未来へ続く私達の大切な役目ではないのでしょうか。


  中原賢二


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イラスト: 吉川佳子


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