設計処 草庵 設計処草庵は、気候風土に根差した日本建築を現代の生活様式にアレンジした建築デザイン設計を行っている一級建築士事務所です。 93年以降自然健康住宅の先駆的草分けとして講演活動等も行っております。 代表の建築家・中原賢二は、特定非営利活動法人「社の極」の理事長であり、伝統的な素材や技術・文化・芸術への造詣も深く、地相・家相・風水に精通しており、要望があれば古式に則った地鎮祭や上棟祭を行うことが出来ます。
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           「麻」
            「炭1」

 
素材研究 炭  2


<消臭剤としての炭>
ご存知の様に、炭には活性炭としての能力があります。これも炭の多孔性によるのですが、水蒸気の吸着と違い、吸着はするが放出はしない特性があります。
今、非常に問題になっている農薬やホルムアルデヒド等の化学物質も吸着するといわれています。ですから、現在住んでいる住宅の中でも、使用する事で環境は存分改善されます。但し、この場合は吸着性能はだんだん低下していきますので、交換可能な使い方にすべきです。

<浄水・浄化としての炭>
よく炭で浄水する、汚水を浄化する等の活用が行われています。
これは、炭の多孔質の孔の中に微生物が生息し、汚水(有機物・アンモニア等)を分解してくれるのです。水道等の浄水には固くて崩れにくい白炭を、下水等の浄化には安価な黒炭が適当です。

<その他の効用>
炭には、マイナスイオンを発生させる性質があります。その発生メカニズムはあまり解明されていませんが、マイナスイオンは副交換神経に働いてリラックスさせ、プラスイオンは交感神経にストレスをためると言われています。都心で一日働くと身体にプラスイオンが溜まります。このことを考えると炭のある家にする事は、明日への活力にもつながるのではないかと思われます。
又、余談ですが、身体に溜まったプラスイオンは素足で地面を踏むと放電されたり、滝や清流の側ですがすがしい気分になるのは、マイナスイオンの発生によると言われています。
このように、炭にはまだまだ知られていない未知の部分も含んでいますが、適材適所でうまく使っていけば身体にも心にも非常に有益な素材なのです。

イラスト: 吉川佳子
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