設計処 草庵 設計処草庵は、気候風土に根差した日本建築を現代の生活様式にアレンジした建築デザイン設計を行っている一級建築士事務所です。 93年以降自然健康住宅の先駆的草分けとして講演活動等も行っております。 代表の建築家・中原賢二は、特定非営利活動法人「社の極」の理事長であり、伝統的な素材や技術・文化・芸術への造詣も深く、地相・家相・風水に精通しており、要望があれば古式に則った地鎮祭や上棟祭を行うことが出来ます。
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一級建築士事務所
有限会社
設計処草庵
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「炭1」
          「炭2」
素材研究 麻

 その昔、神々が天上界より麻の草木を伝って地上に降りられたとされ、古来より「麻」は、神聖なるものとして取り扱われてきました。 今日でも神社・仏閣等で、魔除・厄除・御祓い等に種々用いられています。
 特に、「麻」の生育はとても速く、大きく根を張ることも含めて、発展・ 拡大に繋がるとして、商売繁盛・ 事業発展・子孫繁栄の縁起物として重宝されております。 又、事ある毎に「麻」に触れる機会の多い人ほど幸せであると云われています。
「麻」の性質
 「麻」とは、色々な植物繊維から作られ、それぞれ様々な性質を持ち、その特徴を生かした製品に生まれ変わります。 そして、糸状になっても、植物だった時のように水を吸い、呼吸しています。 そのことが、汗を吸い、蒸発させて、いつもさらさらとして、ひんやりと感じる「麻」のイメージを創っていくのです。
 例えば、運動会の綱引きの綱は硬質性の「マニラ麻」、汗を拭取る白いハンカチは軟質性の「リネン(亜麻)」や「ラミー(苧麻)」、神社の拝殿にある鈴縄は軟質性の「大麻」といったような種類があります。
古来からの日本のテキスタイル
 麻の靭皮部を利用する亜麻・苧麻は、極めて古い時代から地球上に存在し、衣類・資材用として利用されました。 古来・我が国では、葛・藤等の繊維も多く利用されましたが、繊維の採取・加工が比較的容易で、着心地も良かった大麻・苧麻等が、種子繊維「綿」の普及まで衣類原料の代表的存在でした。
 建築においても、壁の材料や屋根材として長い間利用されてきました。新建材が普及し、土壁で建築することが少なくなりましたが、今日、呼吸する自然素材として、改めて見直されています。

 テキスタイルとしても、季節感を感じさせる布として、タペストリーや暖簾・ロールスクリーン等インテリアに活用されており、生活を楽しむ一工夫をしたいものです。

イラスト  吉川佳子
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