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一級建築士事務所
有限会社

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〒530-0035
大阪府大阪市北区同心
1丁目7-13-303
TEL:06-4800-2711
FAX:06-4800-2712 |
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その昔、神々が天上界より麻の草木を伝って地上に降りられたとされ、古来より「麻」は、神聖なるものとして取り扱われてきました。 今日でも神社・仏閣等で、魔除・厄除・御祓い等に種々用いられています。
特に、「麻」の生育はとても速く、大きく根を張ることも含めて、発展・ 拡大に繋がるとして、商売繁盛・ 事業発展・子孫繁栄の縁起物として重宝されております。 又、事ある毎に「麻」に触れる機会の多い人ほど幸せであると云われています。 |
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「麻」の性質
「麻」とは、色々な植物繊維から作られ、それぞれ様々な性質を持ち、その特徴を生かした製品に生まれ変わります。 そして、糸状になっても、植物だった時のように水を吸い、呼吸しています。 そのことが、汗を吸い、蒸発させて、いつもさらさらとして、ひんやりと感じる「麻」のイメージを創っていくのです。
例えば、運動会の綱引きの綱は硬質性の「マニラ麻」、汗を拭取る白いハンカチは軟質性の「リネン(亜麻)」や「ラミー(苧麻)」、神社の拝殿にある鈴縄は軟質性の「大麻」といったような種類があります。 |
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古来からの日本のテキスタイル
麻の靭皮部を利用する亜麻・苧麻は、極めて古い時代から地球上に存在し、衣類・資材用として利用されました。 古来・我が国では、葛・藤等の繊維も多く利用されましたが、繊維の採取・加工が比較的容易で、着心地も良かった大麻・苧麻等が、種子繊維「綿」の普及まで衣類原料の代表的存在でした。
建築においても、壁の材料や屋根材として長い間利用されてきました。新建材が普及し、土壁で建築することが少なくなりましたが、今日、呼吸する自然素材として、改めて見直されています。
テキスタイルとしても、季節感を感じさせる布として、タペストリーや暖簾・ロールスクリーン等インテリアに活用されており、生活を楽しむ一工夫をしたいものです。 |
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イラスト 吉川佳子 |
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