■ 日時: 平成18年9月9日(土) 11:00〜、14:00〜
10日(日) 11:00〜
■ 場所: 大阪府堺市泉北ニュータウン 「土間ワークスペースのある蔵の家」
■ 講師: 中原賢二(建築家、「社の極」会長、日本建築家協会会員)
北村 隆(キッチンデザイナー、「社の極」会員、K’sワークショップ代表)
■ 主催: 日本建築文化研究会「社の極」
(http://www.yashironokiwami.com)
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<レポート>
今回のすまいの勉強会は、厳しい残暑ではありましたが、時折恵みの雨が降るなど、両日共にまずまずの見学&勉強会日和となりました。
泉北ニュータウンの小学校の通りを西に入った閑静な住宅街の一角にそれは建っており、行き交うご近所の方々もとても興味深く見入っておられ「お店が出来るのかと思ってました。」という声も聞かれました。 ご夫婦共に、車やバイクのご趣味を持っておられる為、広いガレージスペースと、趣味を楽しむワーキングスペースが確保された蔵スタイルの和風モダンの家となっていました。
参加者の方々は興味深く家の中へ入っていかれ、やがて勉強会が始まりました。
<一部> 自然素材、伝統素材の家づくり
1) 何故いま伝統素材なのか
2) 日本の伝統素材について
3) 変化した現代の自然素材について
家を見学しつつ、実際に素材に触れながらレクチャーを受けていくため、大変解り易く自然素材と伝統素材の魅力を改めて知ることが出来ました。 シックハウスが与える影響の大きさを考えると、子供やお年寄だけでなく、妊婦さんや病人など身体的に案じられる人々にとっては、特に押さえておきたい重要なポイントではと改めて考えさせられました。
<二部> システムキッチンを組み立てる
1) 何故エコロジカルキッチンなのか
2) 社会的意義のあるデザインとは
3) ハードとしてのシステムキッチンを知る
今回のキッチンのレクチャーでは、自然素材のキッチンの部材のサンプルを見ながら、造り方を学んでいきました。一般的なメーカーキッチンでは部屋の大きさなどが変わると使えなくなる場合が多々あるのですが、一方の自然素材オーダーキッチンは、生活スタイルの変化に対応して、棚や引き出しなどを自由にアレンジし続けることが出来るので、長く愛着を持って使えることがわかり、非常に魅力的に思えました。
参加者の方々からは、「なかなか聞けない内容が勉強になりました。」「又勉強会に参加してみたい。」などなど、うれしいご意見があったようです。
そして今回は、社の極と同じように、食の分野で食育を考えている会"四季の宴"から、化学肥料や科学農薬を使用せずに作った地元・堺の自然野菜を、少しづつお持ち帰り頂くことが出来ました。 少しでも地元・堺の自然野菜の良さを知っていただくことが出来たのではと思います。
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※ 「土間ワークスペースのある蔵の家」の
完成までのプロセスを、ご紹介しています。
左写真をクリックどうぞ! |
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