設計処 草庵 一級建築士事務所である設計処草庵は、 93年以降自然健康住宅の先駆的草分けとして講演活動等も行っております。 代表の建築家・中原賢二は、特定非営利活動法人「社の極」の理事長であり、伝統的な素材や技術・文化・芸術への造詣も深く、地相・家相・風水に精通しており、要望があれば古式に則った地鎮祭や上棟祭を行うことも出来ます。
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一級建築士事務所
有限会社
設計処草庵
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TEL:06-4800-2711
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日本の気候風土に合った家づくり
環境との共生
住まいの汚染物質とその対処法

 
家づくりの流れ(夢見た家が出来るまで)
  
 “家を建てる”という行為は、ほとんどの人が一生に一度あるかないかという一大イベントです。 そのため、家づくりに関わる事柄が具体的にどういうものなのか理解している人は少ないように思います。
 そこで今回は家づくりに際して、いつ頃どういうことが起きるのか大まかな流れを図にしてそれぞれについて知っておきたいことを解説したいと思います。


<建築スケジュール>
 土地探し⇒プロに依頼⇒(設計契約)設計⇒施工業者選定⇒(工事請負契約)工事着工⇒(地鎮祭)⇒(上棟式)竣工・引き渡し(登記)

<土地探し>
 土地を持っていない人には、まず最初に出てくる大きな仕事です。 住まれる人の事情やこれから造っていく家に求めるものによっても大きく変わってきますので、人任せにせず家族で計画しその家に合った土地をじっくり探しましょう。
 それぞれの土地には、都市計画法・建築基準法などによって決められたさまざまな規制があります。 また購入時、家屋が建っている土地の場合は新築工事の前に家屋を撤去するための費用がかかりますし、更地でも建築条件付の土地(工事の施工業者などが決められている土地)など、特殊な条件が付いたものもありますので注意が必要です。
 まず、
信用できる不動産業者を探してきちんと要望を伝えることが大事です。 建築家などに依頼する場合は、この時点から相談にのってもらうことをお勧めします。

<プロに依頼>

 さあ、土地が決まりました。 家族の間で要望を具体的に煮詰めたら、いくつかの工務店やハウスメーカー・設計事務所の担当者に会ってみましょう。 希望を積極的にぶつけて会社として希望を受け入れてくれ、フィーリングや考え方の共感できるところを選ぶことが重要です。 自社の考えや都合ばかりを押しつけるところは避けたほうが無難でしょう。 また、できるだけ実際に建てた住宅の写真や図面を見せてもらったり、住んでいる人から直接意見を聞くことをお勧めします。
 建築家に依頼する場合、
設計監理契約を結びます。建物のプラン、設計そして建築工事の整理(工事がきちんと行なわれているかどうかのチェック)などのほか、見積のチェックやその他いろんな相談にのってくれることもあります。
 ハウスメーカーや工務店に依頼する場合、
建築請負契約を結びます。 (設計監理と工事を含んでいます。)

<設 計>
 家づくりのもっとも大事なプロセスです。ここで建てる家のほとんどが決まってしまいます。
 まず依頼者はどんな家にしたいのか
自分のイメージを設計者に伝え、十分な打合せをしてそれに基づいて設計者が基本設計を進めます。 そこで間取りや外観、使用する素材などを決めていき建物のおおよその値段が出てきます。 その後、実施設計に入り建物の詳細な構造や材料の指定など工事に必要な情報を入れた設計図書を作成します。 これを基に正確な見積と工事が可能になります。
 また設計の段階から工事までの間に
建築確認申請など役所の手続きを済ましておく必要があります。

<施工業者の選定>

 建築家に設計監理を依頼した場合は、アドバイスを受け施工業者を選び発注します。
 選定方法としては気心の知れた大工さんや信頼する業者がいる場合などに特に指名して発注する方法(「特命」)と複数の業者に見積もりを依頼し金額や評判や得意不得意を考慮して決める方法(「合見積もり」)とがあります。
 施工業者が決まったら建主と施工業者との間で
工事請負契約を交わします。 これは工期や支払条件などを取り決めておくものです。 支払方法は、契約時・棟上げ時・引き渡し時など3〜4回に分けて支払うケースが標準的です。

<工事着工>
 いよいよ工事が始まります。 順調と安全を願い、地鎮祭・上棟式などの祭事や大工さんやご近所の方などへの心遣いも大切にしたいものです。
 地鎮祭は、これから住ませてもらう土地の神様へのご挨拶とおことわりですので、神妙な気持ちで望まれるとよいでしょう。
 上棟式は「棟上げ」ともいい、柱が立ち、屋根ができる頃に大工さんへの慰労とこれまでの安全を感謝するお祝いです。 関係者が現場に集まって宴会を開いたり、地方によっては屋根から餅などを撒いたりします。
 公庫融資を受ける場合、上棟式の頃に合わせて
役所による中間検査を受ける必要があります。 通常は施工業者が工事の進行にあわせて申請し、検査してもらいます。

<竣工・引き渡し>
 無事、竣工(建物が完成すること)しました。 工事が終わると最終検査を行い、問題が合った場合は施工業者の責任で「ダメ直し」の工事を行ないます。 検査が済むと鍵と引き渡し証明書を施工業者からもらい、建主への引き渡しとなります。 この引き渡しが行なわれて初めて、建物の所有権や管理責任が施工業者から建主に移行します。
 購入した土地や新築した家屋などは、決められた
登記をする必要があります。あとでトラブルや不利益がないように、きちんと登記しておきましょう。

by  中原 賢二

イラスト: 吉川佳子
designed by 設計処草庵/大阪市北区同心1丁目7-13-303 TEL:06-4800-2711


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